Philosophy
一般的に馬の平均寿命は20~30年です。比べて日本人の平均寿命は80年を超えており、悲しいことですが、どうしてもパートナーの方が先になくなってしまうことが多いです。想い出は永遠に残りますが、やはり存在をどこかで感じていたいもの、そこで、我々は愛馬の尻尾の毛を編み込んだオリジナルのペルシャ絨毯をお届けすることを考えました。愛おしい一瞬の表情を、まるで絵画のように再現するペルシャ絨毯。それは、悠久の歴史に培われた芸術性と織職人の技が織り成す美術品です。かけがえのないパートナーや家族との思い出を、独特の風合いと温もりを併せもつペルシャ絨毯として残しませんか。HORSE LOVER kc.では、神戸のダルビッシュ ギャラリーと協同し、世界でたった一つのペルシャ絨毯をご提案します。
ダルビッシュ ギャラリーでは、これまでに多くのペルシャ絨毯の輸入販売またはオリジナルペルシャ絨毯の制作・販売を手掛けて参りました。イランの文化を知り尽したファルサ氏であるが故に、築き上げられた現地との強い結びつきと本物を見定める目があります。HORSE LOVER kc. × DARVISH GALLERYのオリジナルペルシャ絨毯の制作は、選び抜かれた工房と素材をもとに最高のお品を作り上げる事をお約束いたします。
2500年以上の長い歴史を誇るペルシャ絨毯。現存する世界最古の絨毯は、パジリク絨毯とも呼ばれ、南シベリア・アルタイ地方のパジリクにあるスキタイ王家の古墳群から発掘されました。紀元前400年代のものと推定され、当時のアケメネス王朝が贈呈したと考えられています。高度な染色・デザイン・色合わせ・織りの技術は、時代を超えて今日まで受け継がれてきました。ペルシャ絨毯に使用されるのは、国内産出の上質な天然素材。ペルシャ(イラン)の人々にとってペルシャ絨毯は、芸術性の高い装飾品であり、一家に代々伝わる財産でもあります。
最古の絨毯 現存する最古の絨毯。アケメネス朝ペルシャで紀元前5世紀頃に織られたとされている
今や高級絨毯の代名詞でもあるペルシャ絨毯。その歴史はとても古く、紀元前にまで遡ることができます。乾燥した大地で暮らす遊牧民にとって、共に生きる家畜の毛を刈り、織り合わせた丈夫な布地は日々の生活に大変役立ちました。 さらに、メソポタミアの影響を強く受け、古くから王朝が栄え、文化的にも成熟していたペルシャでは、より美しく、洗練された芸術性が求められるようになり、丈夫な布地は華麗なる絨毯へと発展を遂げたのです。そして、ペルシャ絨毯は敷物としてだけではなく、壁飾りやテーブルクロスなどの装飾品としても珍重され、世界中の王侯貴族に愛され、今日に至っています。
日本では「ペルシャ絨毯」と一言で表現されることが多いのですが、実は作られる地方や織り方や用途等に合わせて様々な種類があります。その中から代表的なものを3つ、ご紹介します。 まずは正真正銘のペルシャ絨毯。その素材にはシルクやウールが用いられ、細い糸を幾重にも織り合わせたパイル(表面にループや毛足)のある織物のことを言います。中でも、シルクだけで織り上げられた作品の芸術性や肌触りは格別。まさにペルシャ絨毯の王様なのです。 次にウールを素材としたギャベは、主に敷物として重用されてきました。パイルの風合いを活かしながらも耐久性に優れた織物として広まったのです。3つ目はキリム。絨毯やギャベがパイル織なのに対し、キリムは平織。表面にパイルが無く、長く丈夫に使えるようにと、シンプルな図柄が多いのも特徴の一つです。
ペルシャ絨毯
シルクやウールを素材とし、抜群の手触りと巧妙な絵柄が魅力的
ペルシャギャベ
ウールを使用し、ウールの風合いと耐久性を兼ね備えた敷物
ペルシャキリム
パイルの無い平織りの敷物。鮮やかな幾何学モチーフが人気
「HORSE LOVER kc. × DARVISH GALLERY」では、既存のペルシャ絨毯に加え、「絵画絨毯」もご提案しております。絵画絨毯とは、数千年に渡り培われてきたペルシャ絨毯の作成技法を活かし、オリジナルのテーマを絵画のように再現したペルシャ絨毯のこと。素材にはシルクとウールの両方を使い、糸の質や太さ、染色の濃淡を用いてより忠実に描きます。皆さまのお手元にあるパートナーや家族との思い出のお写真を元に、織職人が約半年の歳月をかけて織り上げる作品をぜひお楽しみください。